第9回おもしろ科学教室を開催
大学院工学研究科は、1月9日(月・祝)IB電子情報館において、「おもしろ科学教室」を開催しました。この催しは、本学の地域貢献特別支援事業の一環として、青少年の科学技術への理解増進を目的に、他の教育研究機関や学会・協会等とも連携して開催しています。第9回となる今回は、本学を含め、15の機関が協力して実施しました。
最初に、株式会社デンソーの松ヶ谷和沖氏が「自動運転でクルマをもっと安心・安全なのりものに」と題した講演を行い、交通事故ゼロが目標であることや、自動運転を実現するうえでの技術課題などを解説しました。小学校低学年の児童も多数聴講していましたが、質疑応答では活発に質問するなど、興味深く聞いている様子でした。続いて日本弁理士会東海支部の電子紙芝居「『発明』、『特許』ってなあに?ーパン職人レオ君ものがたりー」が上演され、発明保護の重要さや弁理士の役割など分かり易く解説しました。これらの講演の前後には、各団体のブースを自由に見学することができ、参加者らはLED信号機やプラズマボールなど、様々な科学技術に関する展示物に興味深そうに触れたり、実演に見入ったりしていました。第2部ではLED電子万華鏡、風船ロケット、オリジナル魔鏡など、理科の原理を応用した実験工作や、電波を使った鬼ごっこなど、事前に申し込んだテーマに取り組みました。中には少し手間取る児童もいましたが、最後には全員が工作品を完成させ、科学の面白さを堪能した様子でした。

理科工作「LED電子万華鏡」に取り組む参加者ら