グローバルサイエンスキャンパス(第1回 名大MIRAI GSC)を開催
平成28年度 科学技術振興機構 次世代人材育成事業「グローバルサイエンスキャンパス」が採択となり、第1回名大MIRAI GSCが開催されました。これまでもSSHなど高校生の受け入れ事業はありましたが、これらは高校主体で実施され本学はそれに協力するものでした。これに対して本事業は、名古屋大学主催となり、理学研究科、生命農学研究科、医学系研究科そして工学研究科が実施主体となりました。本事業は3つのステージからなり、高校2年生を中心に約100名が参加しました。
第1ステージは6月~7月の土曜日に講義形式の授業を3日にわたって行いました。レポートにより30組60名を選抜し、第2ステージに進みました。
第2ステージでは、各ペアが研究室に入り、5日間程度の実験を実施し、8月10日に発表会を行いました。工学研究科からは化学・生物工学専攻から10研究室が参加し、20名の高校生を受け入れました。英語の質疑応答を含めて、一組30分の発表により、全体で11組を選抜し、第3ステージに進みました。
第3ステージは海外での研修を行いました。それに備えた「事前研修」を10~2月の土曜日に行い、実践英語(プレゼン技法)の講習や英語で研究発表・質疑応答する準備を行いました。海外研修は3月9日~16日の旅程で、フライブルグ大学、ハイデルベルグ大学、スイス連邦工科大学チューリッヒ校などを中心に訪問し、研究発表や大学見学などを行いました。
本事業は、31年度まで毎年開催予定です。実施の詳細や生徒諸君の感想は名大MIRAI GSCホームページに掲載されていますので、ご覧ください。

海外研修の様子