機械システム工学専攻
ヒト・機械・情報を一体化する技術と医療・バイオ・スポーツへの応用
機械システム工学専攻 教授 青山 忠義
我々の研究グループでは、ロボティクス、知能メディア、AI・機械学習を基盤としたヒト―機械協調システムの研究開発に取り組んでいます。特に医療、バイオ、スポーツ分野での実用化を目指し、「人間―機械」や「フィジカル空間―サイバー空間」の境界を超えることで、ヒトとテクノロジーが融合する未来社会の実現を目指しています。
現在、同グループはムーンショット型研究開発事業やJST/AIP加速課題、JST/CREST、JSPS/科研費など、複数のプロジェクトのもとで研究を進めています。例えば、生殖補助医療においては、胚培養士の熟練技術(熟達には約3年が必要)をAIで継承し、初学者が熟練レベルの技能を習得できる支援システムを開発しています。

図1 胚培養士の熟練技術をAIで継承する微細操作支援AIロボットにより、初学者でも熟練レベルの胚操作を可能とします。

図2 ヒトが小さな世界に入り込んだような感覚で細胞の操作を行う機械システムの研究を行っています。