テクノサイエンスセミナー(TSS)を開催

工学部では、2019年8月8日(木)に、マテリアル工学科の各研究室において、「マテリアルってなんだろう」をテーマに東海地区の高校生を対象としてテクノサイエンスセミナーを開催しました。このセミナーは、高校生に大学の先端研究を体験することで、工学に対する興味を持ってもらうことを目的として、平成8年度から学科持ち回りで行われている企画です。今年度は平成29年4月の工学部改組で設立したマテリアル工学科として初の実施となりました。45名程度の募集に対して56名という多くの参加者が集まり、朝10時の開会式からお昼休みを挟んで夕方16時の閉会式まで、①人工知能AIを使った物体再構成技術の世界、②CO2を燃料に変えて地球温暖化抑制に挑もう!、③光閉じ込めナノ構造&太陽光発電素子を作って評価してみよう、④超精密なふるいで水をキレイにしてみよう、⑤全固体リチウムイオン電池を作ってみよう、⑥原子って見えるの?超高分解能透過型電子顕微鏡の世界を体験しよう、⑦3Dプリンタを使って自分でデザインした超々軽量材料を作ってみよう!、⑧炭素繊維をリサイクルしよう、の8グループに分かれて実験説明を受けて実験・実習を行いました。アンケートでも「素材について大変興味が持てた」「材料の面白さを発見した」「実験が楽しかった」など好評な声が聞かれ、閉会式後に設けた交流会では高校生が教員や大学院生に進路や現在の興味などについて質問する姿もあり、大変盛況のうちに幕を閉じました。

それぞれのテーマの実験風景(上図)と閉会式後の参加者集合写真(下図)

それぞれのテーマの実験風景(上図)と閉会式後の参加者集合写真(下図)

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