テクノ・シンポジウム
「テクノ・ウエビナー名大(2021) 女子学生のための工学オンラインセミナー
~女子学生の工学への期待と社会からの期待~」を開催

2021年12月4日、工学部・工学研究科主催(公益財団法人日比科学技術振興財団共催)でテクノ・ウエビナー名大(2021)「女子学生のための工学オンラインセミナー」を開催しました。テクノ・シンポジウムは毎年開催されており、例年は対面で実施をしていますが、本年度は昨年度と同じく、ウェブ(Web)によるオンラインセミナー(Seminar)としてウエビナー形式で実施しました。

今回のメインテーマは「女子学生の工学への期待と社会からの期待」で、工学を学ぶことに興味をお持ちの女子中・高校生をメインに、保護者、高校生、予備校の方々を対象として、①未来を創る工学の魅力、②女子学生が工学に期待したこと・期待以上だったこと、③企業や研究機関から見た工学系女子への期待、④名古屋大学工学部・工学研究科の女子学生への支援策などを、大学教員、女子学生、OGや企業等からのメッセージにより、オンラインセミナーで発信しました。

女子学生のための工学オンラインセミナー
女子学生のための工学オンラインセミナー

当日は、小橋眞副研究科長の司会・進行により、宮﨑誠一工学部長・工学研究科長の挨拶と女性の活躍を含めた工学部・工学研究科紹介の後、「女子学生企画」として、工学部・工学研究科で学ぶ女子学生から、工学を志望した動機や周囲の反応、大学での暮らし、友人や先生との過ごし方、将来の夢、最先端の研究施設での研究の様子や研究の魅力などを紹介しました。次いで、川口由紀教授から「博士支援プログラムの紹介」として、名古屋大学の学生が受けることができる博士課程学生支援(経済的支援、研究支援、キャリアパス支援)、女子学生のための支援プログラムなどを紹介しました。「社会からの理系女性への期待」では、名古屋大学OGである豊田中央研究所 小島祥子氏へのインタビューを通じて、社会での経験談と工学を学ぶ女子学生への社会からの期待やメッセージをお伝えし、また、マイクロンギブズジャパン・プログラムマネージャーの堤美帆氏からは、マイクロン財団の学生支援について、ビデオメッセージにより紹介がありました。

テクノ・ウエビナー名大(2021) 女子学生のための工学オンラインセミナー~女子学生の工学への期待と社会からの期待~

最後に、工学研究科の女性教員をモデレーターに、「女子学生の工学への期待」をテーマとして、女子学生がライブによる座談会を行いました。また、事前質問や当日質問にもライブでお答えし,時間が延長となるほど大変盛り上がりました。

オンライン実施の利点である遠方からの参加が多くあり、北海道からも申し込みがあるなどウエビナーの利点を生かして広範囲な広報活動ができました。参加された皆様が、工学の修学と、女性研究者としての道を、人生の選択肢に加えていただくことを願っています。

テクノ・シンポジウム名大は、毎年、開催場所を変えて実施しております。前回同様、今回もオンラインによる実施となりましたが、高校生や保護者、学校関係者の方々にとって,大学での研究や修学内容、その後の進路などを直に聞くことができる貴重な機会であり、また、大学教員にとっても最近の高校生の興味や保護者の関心を知ることができる大変有意義なイベントです。大学や工学部紹介の新しい方法として、本シンポジウムは今後も継続していく予定です。

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