オープンキャンパス工学部企画

社会連携委員会委員長 小山 敏幸

8月9日(火)、オープンキャンパス工学部企画として、オンラインによる「ライブ配信による学部紹介とQ&A」、対面による「研究室見学」及びオンデマンドによる模擬講義や研究室紹介動画の公開を実施しました。「ライブ配信による学部紹介とQ&A」は過去2年間のオンライン実施での経験を踏まえ、今年度は双方向Zoom配信だけでなく、予約が取れなかった方向けにYouTube Liveでの配信も加えての開催となりました。

「ライブ配信による学部紹介とQ&A」では、宮﨑工学部長・工学研究科長による学部紹介に始まり、副研究科長による事前質問への回答、続いて各学科の学科長や専攻長らによる学科紹介を行いました。その中で大学院生が実際の学生生活について語る「私の6年間」の動画や、参加者からの事前質問に教員が答える時間を設けることにより、それぞれの学科の特色やイメージをわかりやすく伝えることができました。それに応じて、ライブ当日も多くの質問が次々と寄せられ、開催時間中にパネリスト教員からその場で順次回答を送信するなど、より直接的かつ参加型の催しとなりました。また、事前質問及び当日質問のQ&Aを、オープンキャンパス終了後に編集し直し、申込者ならびに当日参加者へ公開するといったアフターケアを行うことを通じて、オンライン実施後においても参加者の本学部・学科への理解がより深まるよう工夫しました。

対面型の「研究室見学」については3年ぶりの実施となりました。事前申込み形式にて、実際の実験機器や現場を、感染対策を施した上で体験・見学していただける企画を案内したところ、各学科ともに予約申し込み開始早々に定員が埋まり、やはり対面企画への期待の高さがうかがえました。当日は大勢の方が来校し、各研究室の教員や大学院生等による説明、実験や施設・設備の見学に参加しました。

今年度の申し込み者の内訳に関しては、「ライブ配信による学部紹介とQ&A」ではオンラインの利点にて全国からの申し込みがあり、一方、対面型の「研究室見学」では東海3県で5割強、それ以外の地域が5割弱となりました。特に研究室見学は大学の雰囲気を直接肌で感じられる機会ですので、参加者の期待も大きいようです。

今年度は、オンラインでの実施に加え、最近コロナ禍で実現できなかった対面企画も実施することができ、盛況のうちに終了することができました。この場を借りてご協力いただきました関係各位に心より感謝申し上げます。次年度の実施方法につきましても、今年度の状況を踏まえて、本学部の魅力をよりお伝えできるよう工夫を重ね、皆さんにより満足いただけるものとしたいと考えております。

工学への道2023
名古屋大学オープンキャンパス2022 工学部企画 Zoomによる学部・学科紹介とQ&A

ライブ配信による学部紹介とQ&A (13:00 -15:30)
ウェビナー+ライブ配信

実施方法 [Zoomウェビナーによるライブ配信]と[YouTube Live配信]の同時配信
※Zoomウェビナーの場合、当日のQ&Aに参加出来ます。
※YouTube Live配信は視聴のみです。
申込方法 Zoomウェビナーでの参加は、専用サイトの「申込みについて」から参加登録(事前申込制)となります。
定員980名(対象:高校生・受験生)
※研究室見学(対面型)」に受付された方は予約できません。
(いずれか一方のみ予約できます。)
※YouTube Live配信(視聴のみ)の方は、予約なしでご覧いただけます。
事前質問 申込受付の際、事前質問を受け付けます。
内容
  1. 1.学部長による学部紹介
    宮﨑誠一 工学部長・工学研究科長 13:00~13:20
  2. 2.学科説明とQ&A(事前質問分)
    在学生によるキャンパスライフストーリー「私の6年間」の放映を含む
    化学生命工学科 13:25~13:40
    物理工学科 13:40~13:55
    マテリアル工学科 13:55~14:10
    電気電子情報工学科 14:10~14:25
    休 憩
    機械・航空宇宙工学科 14:35~14:50
    エネルギー理工学科 14:50~15:05
    環境土木・建築学科 15:05~15:20
  3. 3.当日のQ&A

研究室見学 対面実施 工学部の研究室を実地見学

実施時間 10:00〜12:00 (各学科で時間が少し異なります)
申込方法 1つの学科を選択し、専用サイトの「申込みについて」から参加登録(事前申込制)となります。
参加定員は学科別です。全体で680名程度を予定しています(対象:高校生・受験生)
※Zoomウェビナーのライブ配信による「学部説明会とQ&A」のに参加登録された方は予約できません。
※当日受付枠はありませんので、事前予約ができた方のみ参加できます。
学科名 見学先研究室名
化学生命工学科
  • Aコース・・・山下研、鳥本研、本多研
  • Bコース・・・八島研、薩摩研、浅沼研
  • Cコース・・・竹岡研、大槻研、堀研
  • Dコース・・・山本研、長田研、加藤研
物理工学科 生田研、竹延研、柏谷研、松山研
マテリアル工学科 水口・宮町研、小橋・高田研、小山・塚田研、足立・小川研、宇治原・田川・原田研、井藤研、永岡研、高見研、則永・町田研、北研、川尻研
電気電子情報工学科 片山研、佐藤・小川研、大野(哲)研、五十嵐研、山本研、須田研、早川研、三好研
機械・航空宇宙工学科 長野研、成瀬研、松本健研、奥村研、松本敏研、井上研、水野研、浅井研、竹内研、鈴木研、梅原研、巨研、山口研、福澤研、丸山研、長谷川研、秦研、長田研、佐宗研、笠原研、砂田研、原研、荒井研、社本研
エネルギー理工学科 八木研、長﨑研、 鳴瀧研、 辻研、杉山研、瓜谷研、 柴田研、渡邊/田中・中野研、尾上研、 藤田研、 榎田研、 山澤研、山本研
環境土木・建築学科 ● 建築学プログラム : 講評室、減災館、構造実験室、環境シミュレーション室
● 環境土木工学プログラム : 水理系実験室、地盤系実験室、モデル橋梁、構造系実験室

模擬講義 動画配信 工学部7学科の講義を動画で配信

化学生命工学科

題目 人工遺伝暗号の構築と創薬への応用
講師 村上 裕 教授
講義概要 高校の基礎生物で習うセントラルドグマと遺伝暗号の話から始め、生物化学を使った人工遺伝暗号の構築の方法を概説します。また、人工遺伝暗号の創薬への応用研究を紹介し、基礎化学がどのように役立つかを説明します。
人工遺伝暗号の構築と創薬への応用

物理工学科

題目 コンピュータ上の計算手順とその数理 ー連立1次方程式を中心にー
講師 曽我部 知広 准教授
講義概要 近年、物理・工学的諸問題を扱う科学技術計算の進歩はめざましく、その内容はコンピュータの高速化だけではなく、計算手順(計算アルゴリズム)の驚異的な進歩によるものであり、コンピュータが速くなればなるほど計算手順がますます重要になるといえます。本講義では連立1次方程式を例として、その計算手順を解説します。
コンピュータ上の計算手順とその数理 ー連
立1次方程式を中心にー

マテリアル工学科

題目 AIを用いた材料やプロセスの研究
講師 宇佐美 徳隆 教授
講義概要 太陽電池のマテリアルを題材に、人工知能(AI)を用いた材料やその製造方法(プロセス)の新しい開発手法について講義します。
AIを用いた材料やプロセスの研究

電気電子情報工学科

題目 超大容量・低消費電力を実現する光ファイバ通信ネットワーク
講師 長谷川 浩 教授
講義概要 超大容量・低消費電力を実現する光ファイバ通信の研究を紹介します。高校生を対象に、ディジタル信号処理と機械学習に基づく最先端の光伝送と、ネットワーク構築手法の基礎、超大容量光ノード装置開発を選定しました。実験室の様子や学生のインタビューも交えて、電気系の魅力と等身大の学生像をお伝えします。
超大容量・低消費電力を実現する光ファイバ通信ネットワーク

機械・航空宇宙工学科

題目 制御工学入門
講師 浅井 徹 准教授
講義概要 大学2年生で学ぶ制御工学科目の導入部分を高校生にもわかるように説明します。
制御工学入門

エネルギー理工学科

題目 やわらかいマテリアルをつかってエネルギーを操る
講師 鳴瀧 彩絵 教授
講義概要 本講義では、①エネルギー理工学科の紹介、②身の周りの微小エネルギーから電気を創る「エネルギーハーベスティング」の考え方、③人間の動きから電気を創る新しい発電方式、についてお話します。
やわらかいマテリアルをつかってエネルギーを操る

環境土木・建築学科

題目 構造物と技術の発展「インフラの維持管理技術」
講師 中村 光 教授
講義概要 道路や橋などの社会基盤施設(インフラ)の日本における整備状況とその背景となる社会状況、インフラの多くを担っているコンクリート構造物の劣化とそのメカニズム、劣化の計測・診断技術の進歩を学ぶとともに、それに対する名古屋大学での取り組みを紹介します。
構造物と技術の発展「インフラの維持管理技術」
題目 建築計画第1 「学校建築のいまむかし」
講師 小松 尚 教授
講義概要 建築計画第1では集合住宅、学校、図書館、博物館について、歴史的経緯や計画・設計上の課題や留意点、近年のあらたな試みについて講義しています。その中から、今回は高校生のみなさんにもなじみ深い学校建築の歴史的成り立ちを学びます。
建築計画第1 「学校建築のいまむかし」

研究室見学 動画配信 工学部7学科の研究室を動画で紹介

紹介した研究室数

  • ●化学生命工学科:4研究室
  • ●物理工学科:8研究室
  • ●マテリアル工学科:7研究室
  • ●電気電子情報工学科:36研究室
    ●機械・航空宇宙工学科:23研究室
  • ●エネルギー理工学科:6研究室
  • ●環境土木・建築学科:6研究室
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