テクノ・シンポジウム「テクノWebinar名大 工学女子の人生デザイン」を開催

2020年11月21日及び28日、工学部・工学研究科主催（公益財団法人日比科学技術振興財団共催）にてテクノ・シンポジウム「テクノWebinar名大 工学女子の人生デザイン」が開催されました。このシンポジウムは毎年開催されており、例年は対面で実施をしていましたが、本年度は初めての試みとして、ウェブ（Web）によるオンラインセミナー（Seminar）としてウエビナー形式で実施されました。

今回のメインテーマは「工学女子」で、“「好き」を仕事にして、未来を創造する女性研究者”と題して、女子中・高校生、大学生、保護者、進路指導の先生にご関心を持ってもらえる内容にしました。「2021年、2025年、2030年･･･あなたは何をしていますか。好きなことを学び、そして仕事にする先輩たちの姿をご紹介します。あなたの人生デザインの第一歩を踏み出しましょう」を基本メッセージとし、工学に興味がある女子学生に大学での修学や、その後の就職について、特に女性教員や女性研究者というキャリアパスを身近に感じてもらえるように、二部構成で実施しました。

小橋副研究科長の司会・進行により、水谷工学部長・工学研究科長の挨拶と名大・工学の紹介の後、第一部は「学生生活編」として名大工学部の修学や女子学生へのインタビュー、女性若手教員のトークなどで構成し、第二部は「女性研究者編」として、女性教授の一日の紹介や名大の福利厚生や施設の紹介をはじめ、工学部各学科の女性教員をパネリストとした座談会(トークセッション)で構成しました。育休中の女性教員による遠隔地からの参加やビデオレターの紹介もあり、座談会では、「もしタイムスリップしたら…」、「子育てと仕事の両立」、「どうして大学の研究者になろうと思ったか」などユニークなテーマでパネリストのトークも弾み、最後に「中高生へのメッセージ」を発信し、大変盛り上がりました。

工学女子学生の修学

彩絵教授の一日

水谷研究科長からの工学紹介

新型コロナ対策をした座談会の様子

参加者から多くの事前質問が寄せられ、また、オンライン実施の利点である遠方からの参加が多くあり、Webinarの利点を生かして広範囲な広報活動ができました。テクノWebinar名大に参加した皆様が、工学の修学と、女性研究者としての道を人生の選択肢としてくれることを願っています。

今回、作成した各種ビデオコンテンツは、今後も活用し、継続的に工学を希望する学生や女性研究者の増加に向けた取り組みを行っていく予定です。

本シンポジウムは、毎年、開催場所を変えて実施しております。今回はオンラインによる実施となりましたが、高校生や保護者、教師の方にとって大学での研究や修学内容、その後の進路などを直に聞くことができる貴重な機会であり、また、大学教員にとっても最近の高校生の興味や保護者の関心を知ることができる大変有意義なイベントとなります。大学や工学部紹介の新しい方式として、本シンポジウムは今後も継続していく予定です。