テクノシンポジウム名大「女子学生のための工学フォーラム」を開催

2023年11月18日、工学部・工学研究科主催(公益財団法人日比科学技術振興財団共催)でテクノ・シンポジウム名大2023「女子学生のための工学フォーラム」を開催しました。テクノ・シンポジウムは毎年開催していますが、今回は、ES総合館1階ESホールで対面形式にて開催しました。当日は親子揃っての参加者が多く、また、YouTubeにて当日の模様を期間限定で配信しました。

今回のメインテーマは「未来を拓く工学部女子学生」と題して、工学に興味をお持ちの女子高校生をメインに保護者・高校教師・予備校の方々を対象として、①女子学生が工学を選んだ理由は何か、②社会は工学女子学生(博士も含む)に何を期待しているのか、③工学部を卒業した女子学生にはどんな未来がまっているのか、について、大学教員による講演、工学部OGらによるパネルディスカッション、現役の女子学生による本音トーク・座談会や研究室見学という形で構成しました。

女子学生のための工学フォーラム
女子学生のための工学フォーラム

当日は、尾上副研究科長の司会・進行により、宮﨑誠一工学部長・工学研究科長の挨拶の後、工学研究科/未来材料・システム研究所 田川美穂教授から「女性支援施策・設備紹介」として、名古屋大学の学生が受けることができる学生支援(経済的支援、研究支援、キャリアパス支援)、女子学生のための支援プログラムなどを紹介しました。

テクノシンポジウム名大「女子学生のための工学フォーラム」

次いで、パネルディスカッションとして、「工学部出身女性のキャリアパス」をテーマとして、工学部を卒業し企業に就職したOGから、学部で学んだことがどのように活かされているか、他の理系学部ではなく工学部を選んだ理由は何かなど、現在の状況を背景としてご自身の経験から発言がありました。参加者から事前にいただいた質問に答えた後、最後に工学部をめざす女子高校生の皆さんにメッセージがありました。

テクノシンポジウム名大 「女子学生のための工学フォーラム」
テクノシンポジウム名大 「女子学生のための工学フォーラム」

後半は、「工学部・工学研究科の現役女子学生による本音トーク・座談会」と題して、現役の女子学生4名(学部3年3名と博士後期課程1年1名)が登壇し、モデレーターの女性教員2名と、現在の生活を紹介することから始まり、就職へ向けての話、高校生の時や将来の話など、本音による座談会を行いました。

その後、会場を出て、製図室・低温プラズマ科学研究センター・結晶成長情報工学研究グループの施設見学を実施しました。参加者は興味深く説明者に耳を傾けている様子があり、予定時間が延長となるほど大変盛り上がりました。

また、閉会後に、参加者が登壇者・現役学生・教員と直接話せる交流会を設け、現在の悩みごとや率直な質問を語りあう価値のある時間になりました。

テクノ・シンポジウム名大は、高校生や保護者等の方々にとって、大学での研究、修学内容やキャンパスライフ、その後のキャリアパスなどを直に聞くことができる貴重な機会であり、我々大学側にとっても最近の高校生の興味や保護者の関心を知ることができる大変有意義なイベントとなりました。

テクノシンポジウム名大 「女子学生のための工学フォーラム」
テクノシンポジウム名大 「女子学生のための工学フォーラム」
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