テクノ・シンポジウム名大2024「女子学生のための工学セミナー」を開催
2024年11月21日、工学部・工学研究科主催(公益財団法人日比科学技術振興財団共催)でテクノ・シンポジウム名大2024「女子学生のための工学セミナー」を開催しました。テクノ・シンポジウムは毎年開催しており、今回は、ES総合館1階ESホールでの対面形式に加え、Zoomによるオンラインのハイブリッドで平日の夕方に開催しました。
今回のメインテーマは「女性研究者として輝く未来を想像してみましょう」と題して、工学に進んだ女性が将来活躍する場の一つである、女性研究者の生活や活躍の状況、研究者の第一歩となる博士課程進学の意義や博士課程の生活の面白さなどについて、企業の方、博士学位を持つOG、大学教員及び現役博士課程学生による講演を行うシンポジウムとして、高校生、大学生、大学院生とその保護者などを対象に構成しました。
当日は、中村光副研究科長の司会・進行により、小橋眞工学部長・工学研究科長の挨拶及び女性研究者に期待する背景や本学大学院の修士課程・博士課程説明の後、株式会社デンソー執行幹部 先端技術研究所長/未来社会創造機構モビリティ社会研究所 客員教授 伊藤みほ様から「イノベーションと多様性:産業界から女性研究者への期待」として、企業が博士課程や女性研究者へ期待することについての講演を行いました。次いで、マルボシ酢株式会社/一般財団法人M&A食品技術研究所 指導研究員 星野有理子様から「企業で活躍する博士人材」として、博士学位を持つOGからの講演を行いました。その後、「大学教員への道と魅力」について、工学研究科総合エネルギー工学専攻 吉橋幸子教授と工学研究科土木工学専攻 周月霞助教の講演があり、最後に現役博士課程学生2名から博士課程進学の理由や博士課程の生活などの紹介がありました。
また、シンポジウム閉会後に、参加者が登壇者・教員・現役学生と直接話せる交流会を設け、学生生活についての質問や進路選択の考え方などを語りあう価値のある時間になりました。テクノ・シンポジウム名大は、高校生、大学生、大学院生や保護者等の方々にとって、大学院博士課程での研究やキャンパスライフ、その後のキャリアパスなどを直に聞くことができる貴重な機会であり、我々大学側にとっても参加者の方々の興味や学生を持つ保護者の方々の関心を知ることができる大変有意義なイベントとなりました。