2024年度工学部懇話会を開催
名古屋大学工学部では、オープンキャンパス工学部企画と同日の8月8日(木)に工学部懇話会を開催しました。
工学部懇話会は、主に高校の進路指導担当の先生方に対して、名大工学部の内容・特徴をより一層知っていただき進路指導のご参考としていただくこと、また理工系への進学をお考えの高校生の皆さんに進路選択の判断材料をご提供すること、あわせて名大工学部の教育・研究についてのご意見・ご感想をいただくことを目的とし、平成8年度(1996年度)から継続開催している企画です。コロナ禍の影響により、残念ながら令和2年度(2020年度)~令和4年度(2022年度)の3年間は中止となりましたが、昨年度に引き続き今年度も以前と同様の内容・規模で対面開催することができました。今年度は「名古屋大学工学部の愉しみ」をテーマとしてご案内したところ、東海地区を中心に東京都及び西日本各地の計38校から43名の高校教諭の先生方にお越しいただきました。
懇話会前半では、小橋工学部長による「わくわくする工学の使命~もっと愉しい工学部を目指して~」の講演を皮切りに、動画による7学科紹介等を上映いたしました。続く質疑応答の時間では、入試・進路や学科の特色等に関して活発なやりとりがありました。今年度は特に、学校推薦型選抜の女子枠に関する質問や各学科における「女子だからこそ」の魅力などに関する質問が多く寄せられ、工学部および各学科の魅力について多くの時間を割いて説明がされました。その後の休憩時間では、参加された皆さまから工学部教員に対して個別にご質問をいただく場面も諸所で見受けられ、先生方の熱意を頂戴することとなりました。休憩明けには、博士前期課程1年および博士後期課程3年に在籍する2名の大学院生から、学生生活や現在取り組んでいる研究内容と面白さ、研究を始めるきっかけ等に関するプレゼンテーションがあり、ご参加の皆さまからは「プレゼンが興味深く、在学学生の生の声を聞くことができて良かった」等、ご好評をいただきました。
懇話会後半では、ご参加の皆様に少人数のグループに分かれていただき、学科ごとに公開された研究室を見学いただきました。見学先の各研究室では、実際に実験器具に触れていただき、研究室での具体的な研究や各分野の最先端分野の話題もお聞きいただきました。また大学院生との対話等を通じ学生の成長にも直に接して頂く等、高校教諭の先生方に工学部の教育・研究活動の魅力に直接ふれて頂く機会となりました。
今年度も開催当日は酷暑となった中、足を運んでくださった皆さまには心から感謝を申し上げます。今回の企画が、生徒のみなさまへの進路指導の一助となれば幸甚に存じます。