「オークマ工作機械工学館」寄附に関する共同記者会見を開催

 本学とオークマ株式会社は、ものづくりの礎となる工作機械工学に関する教育研究の振興のため、オークマ株式会社からのご寄附により、本学に「オークマ工作機械工学館」を建設することに合意し、4月 25日(火)、広報プラザにおいて共同記者会見を開催しました。

 教育研究に向けての工作機械の提供を含めた建物施設のご寄附は全国でも希有なもので、日本の強みであるものづくり、中でも世界をリードするものづくりの中枢エリアである名古屋において、グローバルに活躍できるものづくり人材の育成と工作機械の最先端の研究を推進することを目的に、本学の東山キャンパスにオークマ株式会社が全額負担して施設を建設します。

 本学とオークマ株式会社は10年以上前から連携を続けており、2015年には工作機械工学に注力して「オークマ工作機械工学寄附講座」を工学研究科に開設しています。今回のご寄附による施設及び最新工作機械を活用し、寄附講座を基盤として、工作機械の最先端研究や教育を通して世界をリードする人材を育成するとともに、工作機械の最先端研究を世界に発信します。

 建物は2018年度に着工し、2019年度に完成、2020年度からの運用開始を目標にしています。建設場所はIB電子情報館の北側で、多軸/複合加工機など最新の数値制御工作機械を数台配備し、大型クレーンを装備した6メートルの天井高の実験室、国際学会も開催可能な180名を収容できるホール(オークマホール)や講義室、研究室、会議室等で構成し、地上3階、地下1階で、延床面積約1,500m²の予定です。

 共同記者会見では、オークマ株式会社からは花木義麿代表取締役社長、家城淳常務取締役が、本学からは松尾清一総長、新美智秀工学研究科長、社本英二工学研究科教授が説明を行いました。メディアからは活発な質問が寄せられ、花木代表取締役社長からは「ものづくり人材を広く育成し、5〜10年先を見越し、世界をリードする研究開発をして欲しい」、松尾総長からは謝辞とともに「教育研究における企業と大学がつながる成功例として、世界で負けない新たな成果を生み出したい」との発言がありました。

 
 

記者会見での記念撮影(左から、家城常務取締役、花木代表取締役社長、松尾総長、 新美工学研究科長、社本工学研究科教授)

特集一覧に戻る